HW ELECTROのコアバリュー「サステナビリティ」「コネクティビティ」「社会貢献」を、小型商用バッテリーEV(BEV)のあるべき姿として具現化した「HWE PUZZLE」。
軽自動車サイズに、これまでのクルマとは一線を画す社会に資する各種機能を装備。たとえば災害時を想定した移動電源としての機能や、エマージェンシーキットの装備。そして誰でも利用できるWifiスポット機能も備えます。またHWE独自のアプリやプラットフォームサービスとも連携しながら、随時機能を増やし進化していきます。
コンセプトカーを基に量産モデルの計画が進んでいます。
※マウスでドラッグすると車の角度が変わります
合理化を徹底し機能をそのままカタチにしたPUZZLE。そのデザイン哲学は外観にもよく現れています。
たとえばフロントライト下のパネルと屋根の前端部分、あるいは左前ドアと右後ドアは、同じ外装パネルで構成されます。このように細部まで標準化し互換性のある共通パネルを各所に使用することで、製造時の無駄を省き生産性を高めました。合理的な設計によって製造時のあらゆるリソースが最適化されます。そしてハードウェアのコストダウンによって得られた資金は、ソフトウェアやコネクテッドなどのサービス開発に充ててまいります。
バッテリーEVは、搭載する大きな電池から電力を取り出すことで、移動する電源となる可能性を秘めています。PUZZLE はAC電源などの電力供給機能を備えており、通常時はもちろん、電力インフラが断線するような非常時にも、電力を供給することを想定しています。
またPUZZLEは、非常時に人々の生活を支え人命救助に役立つエマージェンシーキットも常備し、ライフライン復旧までの大きな安心になります。日常のワンマイル配送で街や住宅地のあらゆる場所を走り、非常時には人を守る存在となる、そんなふうに社会の1ピースとなることを想定しているのです。
PUZZLEは運ぶクルマとしての利便性を第一に考え、荷室空間の無駄を極限まで排したカタチになりました。よくある小型バンよりも一層四角く見えるその外見は、与えられたサイズを余すことなく使えるよう、ほぼ立方体の荷室を実現した結果です。これまでの一般的なワンボックスカーの荷室空間は、屋根に向かって幅が狭まっている事が多く、本来与えられているサイズの隅々まで使用できないことが多かったのです。
使いやすい室内レイアウトはユーザーごとに異なるものです。PUZZLEは内装パネルをピンボードにすることで、まるで自分の部屋をアレンジするかのように、さまざまなインテリアパーツをフレキシブルに配置できるのが特徴です。1台を複数ユーザーで使用する場合でも、必要なキットを好きなところに付け外しすることが簡単にできるます。ドライバーそれぞれ自分好みのインテリアにして運転することができます。
※Japan Mobility Show 2023 参考出品車
2023年6月、HWE独自のモバイルアプリケーション「MyHWE」を公開し、サービスの提供を始めました。HWEのEVとユーザーのモバイル端末を連携させ、お手元のスマートフォンでさまざまな情報等を得られるアプリです。現状ではバッテリー残量や充電ステータス、車両現在地の確認などができます。今後は、インターネットを活用した災害支援や配送領域の最適化など、様々なサービスや機能を強化し、より利便性の高いアプリに進化してゆく予定です。
HW ELECTRO独自のコネクテッドサービス基盤が「HW ELECTRO プラットフォームサービス」です。街を走るHWEの車両から走行データ、車両データ、環境データなどを、インターネットを介して統合的に収集し、組み合わせて活用できるビッグデータとして蓄積します。プラットフォーム上で解析されたデータはさまざまなアプリケーションやシステムと連携し、新たなサービスとして価値を生み出します。